皆さんの周りには天才と呼ばれている人はいるだろうか。
私の昔の職場には天才と言われている人が少なくとも5人はいた。
この天才と呼ばれていた皆さんは現在は天才と呼ばれる立場ではない。
正確には天才と呼ばれる才能を伸ばしきれなかった人たちになった。
才能とは周りが伸ばしてあげられる環境があって初めて伸びるものなのだが、
残念なことにことあるごとに天才と言われていた人たちはサラリーマン幹部の叱責の餌食になっていった。
まず私の中の天才とはこういう人だという定義がある。
天才とはやるべきことをわかっていてはできない。逆にわかっていない方ができてしまう。
という定義だ。
長所を伸ばし続けていればいいじゃないかという意見もあるが、実はそうではない。
長所は意識せずにできてしまうから長所。短所や弱点は意識して矯正、強化に取り組まなければならないものだからだ。
天才にノルマを与えると途端に何もできない人になってしまう。
こういった人が多い。
ただ遊び感覚のノルマなら達成してしまう。
やはり天才は遊び心から生まれるものなのだ。
遊んでいるように仕事をしていればその分真面目に働いているサラリーマンからは嫌われる確率も高い。
そういった仕組みの中で天才が潰れていくのを見てきた。
今私の周りには”元天才”が数人いる。
彼らと働いてて思うのだが、やはり一番大事なのは彼らを勢いに乗せることであって、過度の期待をかけないことだと思う。
ダメな奴ほど過度の期待を背負わせて叱責を繰り返す”クラッシャー”上司になりやすい。
あと期待に答えてもらってもすり減っていては意味がないことを忘れてはいけない。
私は一生懸命やりました。
私はこんなに努力したのだ。
そういったことがありありと現れてるようでは次のつながる仕事をしているとは言えない。
ぜひ気をつけてほしい。
あなたの周りの天才をどんどん作り出してほしい。
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