上司に許可を求めながら歴史に名を残した人はいない

と言う言葉がある。

別に独立しなくても歴史に名を刻むほどの仕事は実はできる。

これからの時代は頭で計算してできる仕事はAIやロボットやソフトウェアで代替え可能になる。

しかも全部そうなる。

もちろん代替え可能な仕事は価値が上がらず、本当は早いうちに消滅するはずなのだが、大部分の業態では根強く残っている。

なぜなら我々が受けてきた教育の多くは人に言われたことをやることに特化していて、新しいことを始める事に特化していなからだ。

これでは一人当たりの生産性が低いのは当たり前だ。

高度経済成長期を発端に車や電化製品などの大量生産型の工業社会が発達した時代はそれでよかった。

皆が均等な教育を受けていて何も言わなくても足並みが揃う。すると不良品が少なく人間関係を構築するのも飲み会などのコストだけで済むからだ。

もうちょっと極端に言うと”やりたくないけど給料をもらっているからやっている”と言うような他人事のように仕事をする人でもよかった。

だが現代はそういう人がリーダーになったりするとうまくいかなくなる。

問題はこう言う人間の感情だ。

どれだけ仕事の経験を積み重ねても”他人(上司など)はどう思うだろうか”と言う過度の感情を持ち、ちょっとした事でさえ行動に移せない人になりやすい。

事あるごとにブレーキしか踏めなくなる人のことを私は”ブレーキマン”と表現している。

人にリスクマネジメントを提案するならまだしも自分にブレーキしかかけられなくなる人が多い。

そう言う考えに陥ると独立した人がとても眩しく見えるに違いない。

だが、実際は独立しようが人の下で働いていようが、このブレーキマンはかなりの数存在する。

なぜか、

先にもいったように”他人(上司など)はどう思うだろうか”と言う感情だ。

この感情から逃れないと自分の仕事を半分の時間で終わらせる”一工夫”を考えることができなくなり、逆に気合いや根性などの”根性論”の洗脳に陥ってしまう。

これは非常に気をつけないと上から順番に伝染する。

現代の大手の自動車工場などが本質的に機械知能化(AIやロボットを活用)されているのを目の当たりにしていると、この”根性論”の洗脳を持った人が真っ先に職にあぶれることになると思う。

私たちももっと現代の少人数で効率的により大量生産できる仕組みのための”一工夫”をすぐに見つけられるようにならないといけない。

キーワードは”省人化”と言う言葉だ。

もっとテクノロジーを利用し省人化を進めていかなければならない。

省人化の仕事を始めることに、独立しているとか会社員だからなどは全く関係ない。

よく省人化すると今のスタッフに仕事がなくなると言う人もいる。

省人化していけばスタッフの時間がどんどん余ってくるのは当たり前だ。

その余った時間で新しいことの”一工夫”が実現・行動できるようになるためにも根性論の排除が必要だ。

そんなことを提案する勇気がない人たちでも”一工夫”ぐらいは本当はできると思う。

長くなったが、独立していようが会社員であろうが結局のところ旗振り役の言い出しっぺが一番重要なのだ。

上司に許可を求めながら歴史に名を残した人はいない

言い出しっぺが本気になって行動しない限りは絶対に根性論に巻き込まれる。

”やりたくないけど給料をもらっているからやっている””他人(上司など)はどう思うだろうか”

などと常に言うブレーキマンになったままではあなたは真っ先に根性論に洗脳された職にあぶれる時代錯誤の老害になってしまう。

それでいいと思っているやつなんていないと思う。

もっと省人化を進めていくべきだ。勇気を出してどんどん行動していくべきだ。

小さな”一工夫”をたくさん積み上げて、もっと少人数で効率的により大量生産できる仕組みのための大きな”一工夫”を提案できるようになってほしい。

もっとやれるはずです。やってみよう。

気合いや根性よりあなたの”一工夫”の方が重要だ。

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