よどみは最大の武器。だがそれだけを追求すると破滅する。

タイトルのある淀みというのは例えることがなかなか難しいので、現在の例えで表していくしかないのですが

昔のYouTube隆盛期の時期に違法アップロードが盛んに行われていた時、実はそれを目当てにYouTubeに群がるユーザーが多かったのはご存知でしょうか?

今はTikTokなどにそのフェーズが移っていて、今もなお違法アップロードされた動画を散見しているのが現状です。

とある番組の録画をそのままアップロードしていたり、YouTubeの他人のアカウントの動画を勝手に切り抜いてアップロードしたりなどがあります。

ちなみにお店の経営においても、昔のスロット機械などにおいてはアミューズメント施設においてあり、大当たりを引くとお金に変わるコインが出てきたり、賭博行為につながるような景品がごろごろ出てきている時代がありました。

この文章内での淀みとは上記のような小規模で隠れて、違法スレスレまたは違法行為を行なっている状態のことを指します。

実はどんな業種でも創業時の小規模時代はそういった淀みを感じさせているプラットフォームが集客の要員の大部分を占めていることが多いと感じます。

これは創業時から次のステップに移る際の人材にも変化が生まれている事例が多いです。

会社やお店の運営において創業時のメンバーがあまり残ることがないという事例はよくある話の一つですが、こういった創業時の淀みから生まれる空気感を追求する人と、淀みは良くないと感じて方向を修正する人とベクトルが変わり、袂を分つ結果になっていると私の目には映ります。

これが一つの創業時からの社内の人間の入れ替わりの理由の一つかなと思っております。

この淀みの追求は大変危険で、先にも書いた通りイメージでは法律違反スレスレ、もしくはうまく違反していくというイメージを含んでおり、それをなんとか正当化するために成立し難い理由を並べていくという行為に走ります。

実際に私もそういった淀みを感じる空気感の中で仕事をしたことはあるのですが、”本当にこれは大丈夫なのか?”といった仕事のオンパレードになっていきます。

そうなってくると転がる雪がどんどん大きくなるように悪事が横行し始め、秩序が無くなり、真面目に働くことが馬鹿らしくなり、やがて先輩や上司なども自分本位の仕事しかしなくなってしまうのです。

こうなってしまってはあとは破滅を迎えるだけになってしまいます。

人間の錯覚の一つにその場の”空気”さえ盛り上がってしまえば何でも許されるような錯覚を抱いてしまう習性があるのは、やはり人間は集団で行動していくことが本能的に備わっている、いわば根源的なことでもあります。

その場の空気が良ければ自分がラクになる、誰からも嫌われない、現実から逃げられる、などの自分にとって都合が良いのはわかりますが、物事を先に進めるための空気ではなく、物事を変化させない空気の盛り上がりは良い空気ではありません。

まとめるとこの”盛り上がった空気”は非常に漠然としており、内容は不明瞭なことしかないのですぐに組織崩壊につながります。

つまり淀みを含んだ空気の盛り上がりは違法スレスレ、いわば麻薬みたいなものだということです。

しかも成功してしまうとやめるにやめられない。追求すればするほど社会に迷惑になることが多い。

これでは地域に貢献することは不可能かもしれません。

淀みを追求することは短期的な利益を生むかもしれませんが、長期的には破滅を招く危険性があります。

本当の意味で成功を目指すなら、「精製された価値」を中心に据えた健全なビジネスを目指すべきです。

自分の属する環境や組織が、正しい方向に進んでいるかを冷静に見直してみましょう。

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