スマホがもたらす文化の違い

現在内野商店はゴールデンウィークの真っ只中にあって各契約会社のブログの更新、そしてネット広告やYouTube広告の管理に大忙しだ。

その中で私の仕事内容は分析。この分析作業がのちに大きな結果になることが多い。

公にできる分析結果の一つに

ホームページをみる80%以上がスマホで閲覧している。

という結果がある。

普通の人から言わせれば”ああ。やっぱりそうなんだね。”といった結果だ。

私の分析結果で導き出される答えは常にこの”やっぱりそうなんだね。”という結果しか待っていないと思っている。

だけどこの結果は一般の人が考えているほど簡単な結果ではないことをわかってほしい。

現代にスマホが登場してまだ20年にならないくらいだがこれだけは言える。

何かの本に書いてあったことだが

人はスマホによって孤独になった。

その背景には人々が物質的に満たされたことと、スマホを通して簡単に重要な情報を手にすることができるから他人と交わるきっかけが少なくなったことに起因する。

スマホの登場と発達によって自分の興味のあるものや好きなものしか見なくなった。

その結果、好みや生き方に対する考え方がすごい勢いで細分化した。

昔はテレビや新聞という共通の媒体をみんなで見て、学校や会社では共通の話題を楽しむ時代だった。しかし現在ではいつもいる隣の席の人でもなにが好きかどうかわからないというのが普通になった。

結果としてテレビや新聞の衰退によって面と向かって好きなものを語り合い、同じ熱を共有する場所がなくなった。

代わりにネット上のコミュニティによって同じ趣味や価値観を持つ人同士が物理的な距離を超えて繋がりやすくなった。

(なんの本だったかな?思い出せないので、発見次第加筆します。)

私の分析結果からはそれが現代だという答えであり、昔と現代の決定的な文化の違いだと思っている。

私の仕事の話に戻す。

ネット広告は細分化され続ける好みや生き方に対応できる最も有効な広告の一つだと考えている。

検索キーワードに対して表記されるリスティング広告や、ネットショップなどの商品ページにアクセスしてくる人たちのビッグデータを元に出現するディスプレイ広告などはまさにそういった人達にぴったりの広告だ。

このネット広告に興味がないという人はスマホやインターネットに対して免疫ができていない人が多い。

だから私の仕事の全容を話しても話しても理解してもらえない。

年配の方に多いテクノロジーアレルギーの原因の一つはこの文化の違いによるものが大きいと考えている。

これからも人々は孤独になっていくと思う。大げさに言えばスマホから顔を上げればなにを考えているかわからない人達ばかりになる。

だからこそたくさんのアクセスデータから導き出された結果が必要になるのだ。

そういった使命感を持って今日も分析している。

しかし飽きっぽい私はこれにも飽きてしまうのだろう。その前にオートメーション化したい。

しかしこの分析はとても面白い。興味がある方は是非一度分析をお勧めします。

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コメント

    • omemo
    • 2019年 4月 27日

    いつも拝見させて頂いております。

    スマホで人は孤独になった・・・、この下りは同感です。

    自分の興味のあるものしか見ない、細分化。
    果たしてそれが楽しい事なのでしょうか?。

    自分の思いも寄らない世界や楽しさを発見する事、こんなに世の中にオモシロい事があったのか!と
    気付く事、発見する事、これこそが人を豊かにする事なのかと思うばかりであります。

    都心は歩きスマホをしている人々ばかりです。
    周りがどう思おうと、無関心、そして避けてくれる・・・。
    なにかおかしな世の中になってしまった様に感じる次第です。

    私がお宝ショップを勧める理由は、そこにあります。
    今日よりもっと、知らない世界や楽しさがあると言う事を。

    更なる10年、より良い方向のイノベーションがあります様に・・・と願うばかりであります。

      • uchino
      • 2019年 4月 27日

      今この時代に新しくコミニュケーションの形を見出すとすれば”発信すること”だと思ってます!
      omemoさんのことは発信者としていつも参考にさせていただいております!
      またいつも楽しい内容をお願いします!

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