会社組織の難題

私は仕事上LINEとメールをかなり使う。

その中でもレス(回答)はかなり早くするように心がけている。

最近これができる人とできない人の差が結果につながるような共通性があることに気がついた。

これが回答が早い原因ではないのかという共通性は”独立している”または”孤立している”だ。

組織になってもフットワークが軽い人がいる。

大抵決定権を多く有している場合でも独立していて決定権がスマートな人ほど何に対しても回答が早い。

これがいろんな人の顔色をうかがったり、許可を得なければならない場合は回答が保留される。

何が言いたいかというと

組織に属していても回答が早くできる組織はスタッフそれぞれが行動しやすいということだ。

それには何事もシンプルさが必要だ。

逆に物事に付帯条件を色々つけられると私は思考が停止してしまう。

それがこういう風になった時はこうやって、もしかしたらこうかもしれないからこうしといて、これがそうなったらああやって、ああなったらこうだからこれこうで・・・

結局何が正解なんだかわからなくなって混乱してくる。

人に任せるというのは任せた以外のことはその人の判断に任せるしかない。

大げさに言えば捨てたと思うしかない。

それだけ私は人に任せるときはシンプルにするように心がけている。

こう考えると会社や組織の枠組みからは外れても仕方ない部分も出てくる。

任せられた人がどんな形で仕事を遂行するかわからないからだ。

人によって仕事の形が違うということが、現代の健全な会社組織を考える上で難題の要因にしていると思う。

人間的な諸々の能力はできる限りの発展を促しつつ、その能力を一定の枠組みの中に収めなければならないのは矛盾しているとしか言いようがない。

こういう問題を会社の中の権力者は宿命的に抱え込んでいる。

今までは会社に使われるスタッフという常識だが、

スタッフに使われる会社という定義が一つのトレンドになっていると言えなくもない。

会社は社長の使いようで樹立している。いわば国家である。

この使い方がまずいとその昔軍部の暴走を許した日本と変わりはなくなる。

なぜならトップが空っぽになり責任の所在が曖昧になるからだ。

なぜそうなるのか

それはトップがあらかじめ免責されるシステムであり、同時に関係した誰もが責任を持っていないという機関になっているからだ。

理由は私が思うに二つで

一つ目は本当に社長を敬愛している。

二つ目はそうした方が実権が握れる。

からだと思う。

歴史にならえばこういった状況を多くの人は刷新するためにクーデターみたいなことをするが、

私ならこれから新しいことをやろうとしているのにそんな古いことはしない。

何事も行動しやすい環境にすることこそ、これからの新しい組織像なのではないだろうか。

今の時代、スタッフと会社はお互いに結果を出し続けて、お互いにメリットを与え続けられる状態を作っておかないと一緒に働ける時間が減ってしまう。

そんな時代を迎えている私たちは今後も行動しやすい環境を考え続けていく責任が大いにある。

関連記事

  1. ”無駄を削る”と4、5本目の指

  2. 私たちのやっている仕事は10年後は存在していると思いますか?

  3. 16年ぶりのビリヤード

  4. 人から物事を教えてもらいやすくすと言うこと。

  5. 最近の近況報告

  6. グラフィックデザインと情報伝達は両輪の関係です

  7. ホームページ運営は信頼のお仕事です

  8. 感情論の前では全てが無意味になる

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近のコメント

アーカイブ

PAGE TOP