ある程度で気にしない

昔、勤め先の上司と熱く意見交換をしていた時、こんなことを言われたことがある。

”お前文句ばっかり言ってるけど理想の上司はどんなんだ!”と激怒されて

頭にきた私は”私が上司に求めるのは有能であることですよ”

と言ったらブッチャーのひたいの傷跡のようなシワを眉間に寄せて閉口したことがある。

今考えれば大変失礼な話だ。あなたが無能だと言わんばかりだ。

正論を言ったとも言えるが完全に相手の名誉を奪ってしまっている。

反省はしていないけど若かったなと思う。

こう言った言動が私を”組織の秩序を乱す危険人物”へと導いていったかもしれない。

私はこの昔の上司には今でも憎まれているのだろう。

今更だがここで言い直したい。

私が会社勤めをしていたならば上司に求めるのは大胆であることかなと思う。

いつもいつも成績に行き詰まって同じ過ちを繰り返していたり、

普段は他人に完璧を求めるような嫌がらせまがいなことばかり言っておいて、いざ自分に困難が降りかかってきたりすると、互いに馴れ合って欠点を見て見ぬ振りをしたりする。

はっきり言って白けてしまう。

慎重は下寮の美徳。大胆は大将の美徳。

という言葉があるが、現代で大胆な上司はどれだけいるだろうか。

上司が大胆でなく部下が大胆であってもいいと思うのだが、その時上司は部下の選択が正しくないといけない。

一度も本番で試されたことの無い部下の才能を信用するのは不可解なことだが、経験のある部下を選んだとしても周りの”雑音”が発生する。

こういう場合は困る。

本題に入る。

自分が何か初めて事を行動に起こすときは、上司は周りの”雑音”を大いに気にしている事が多い。

上司の経験が豊富なら”雑音”に慣れていると思うが、自分が初めてのことに対して行動するときには上司も自分もそう言った”雑音”にさらされることになる。

そこで私の見たり聞いたりした事を参考にしてほしい。

自分の行動に対して、会議や他愛のない話し合いでもそうだが、いちいち何かを言ってきたりする人は必ずいる。

そんな人たちと議論をして勝ったとしても何も得はない。

なぜなら相手の目的はあなたの名誉を奪う事でしかないからだ。

悪い組織であればあるほど会議で議論を発したものが真っ先に倒される。

でも頭に血が上ったりすると思わず論破しようとするはずだが、これもやめた方がいい。

相手の名誉を奪うと自分に憎悪の念を持つようになるからだ。

その逆も然りだ。

奪った名誉は次元が低ければ低いほど憎悪は激しい。

だからある程度でほっておける精神が必要だ。

でもほっといたら”雑音”に負けてしまうかもしれない。と思うだろう。

全員があなたを応援することはまず無い。もしそうだったとしたらそれは不健全だ。

何事も反対勢力が相対的に公認されている状態が一番自然なことなのだ。

政治だってそうだ。

権力が個人に集中してそれが絶対化する事を望まず、それに対する反対勢力があり、なおかつ公認されている状態をみんな好んでいる。

だから雑音を気にせずに行動する経験を積んでほしい。

これまでにあなたが培った経験や知識は、これから起こる困難を逃れるためにあるのだ。

困難は間近に迫ってからでは手遅れになる。

強く覚えておいて有効に使ってほしい。

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