私はアホだから国内総生産(GDP)の意味が最近までなんのことを言っているのかわからなかった。
だが最近の本に省人化をしないとGDPが上がらないという文面をよく見るようになってやっと理解した。と思う。
単に賃金の問題だけでなく、一人の仕事の効率が高くなっているかということも大きく関係あるようだ。(違ったらすいません。)
ネットで調べたら日本の国内総生産は3位。
1位はアメリカ
2位は中国
3位が日本
でもこれは国内の人口全ての合計であって、一人当たりがどれだけお金になる仕事をたくさんしているかというのが
世界の一人当たりのGDPというやつだ。
アメリカは9位
中国は70位
日本は26位
こうやってみると総生産は3位なのに一人当たりは26位っていうのは超効率悪いんだな。と思う。
ネットで調べたわかりやすい統計結果は1980年からしかないけども、高度経済成長期ではこの一人当たりのGDPが高かったから良かったらしい。
簡単に言えば当時は平均よりも一人が何十人分の仕事が回すことができる最先端の環境なりシステムなりがあったのだろう。
なので生産数も多いから賃金も上がる。
時代は流れて、世界の生産効率は劇的に上がっているのにその環境やシステムが古くなったまま現在に至っているとも言える。
原因は何か。
- 既得権益にすがり勝ちもせず負けもしない”大人”が増えた
- 自分の好きなことばかりをする時間が増えて働かなくなった
- 富裕層が分配を怠った
- 役所が生活保護などの社会保障を充実させてそれに紛れて搾取する人が増えた
- などなど
実に枚挙にいとまがないが、結局は進化していないということだろう。
頭のいい人は何が原因かはすぐにでもわかるのだろうが、
私のようなすぐに組織の秩序を乱す危険人物指定を受けるただのアホは上記の中でもどれが大きな原因かはわからない。
ただ私が絶対必要だと考えているのは”省人化”で、それができれば必ず道が開けるということだ。
なぜ省人化がうまくいかないのか、こんな例がある。
ソニーではiPodが発売される前からダウンロードによる音楽配信を使ったウォークマンを開発するべきだ。という提案がたくさん出ていた。
しかし既存の事業部から”私たちはCDを一枚一枚作って儲けているんでしょ。何言ってんの?”と阻まれた経緯がある。
結果、個人や小さな集団の求める最適化が、より大きな集団の利益を壊した瞬間になったと言える。
なぜなら顧客志向に”組織の論理”がふんだんに入って新しいことができなかったからだ。
結果は現代を生きている人ならわかる通り、CDはほぼダウンロードに淘汰されたと言ってもいい。
多くの大組織は正確な事実の認識にかけている。もしくは文化がない。
それができないと”誰が伸びるか”ではなく”誰を潰すか”という絶対に進化につながらないレベルの低いことをするようになる。
レベルの低い勝ちに固執して、肝心なものを失っていくよりも
組織の勝利とスタッフの幸せがリンクできるように正確な事実に目を向けてほしい。
私は今よりもっと働き手が少なくなる少子高齢化や上昇する賃金の対策のために”省人化”を進めることが、絶対に必要だと強く思っている。
省人化は具体的にはどんなことかは、またの回に。
この記事へのコメントはありません。