プレゼンに必要なのは形にこだわらないこと

ペーパーレスという名の下に資料などがタブレットやパワーポイントで見られるようになってきています。

と言ってもそんなことは今に始まった事ではないのですが最近自分もペーパーレスに慣れていないなと感じる時があります。

それはなんでもプリントアウトしてからチェックしている方がチェックしている気がするということです。

これは三十代後半以上の方なら経験が同調してくれる人は多いと思います。

小説・書籍などを読んでいてもページをめくれば瞬時に気になる文脈を丸ごと目で捉えることができることに慣れているせいか

我々の世代はタブレットやPCのブラウザで見ると、どこのページのどのことだったかを読み返すことに億劫になってしまうことが多いように思います。

以前こんなことがありました。

ホームページ運営の重要さを70歳代の男性の経営者の方にプレゼンする機会があり、データで渡したところ

わからんから紙面でくれ

と言われました。

やれやれペーパーレスの概念がない世代かと思って頑張って書面に起こして提出したところ

数字が多すぎてわからん

と言われてしまいました。

そうか?と疑問を持ちつつ分析をして見ると、文面の起承転結というくだりがいけなかったという結果だと結論づけ、口語体を増やして提出したところ

文字が多すぎてわからん

と言われてしまいました。

ここで負けてはいかんと思い、頑張ってパワーポイントを動画にして説明を音声で行ったところ

社のみんなに見てもらおう

と言っていただけることができました。

残念ながら結果的にホームページ運営の重要さを完全に浸透させるには至利ませんでしたが

ペーパーレスを紙の節約程度の事と一緒に考えると、相手への説明がうまくできないことですら年代間に起こるペーパーレスへの無理解のせいにしてしまっていることに気がつくことができました。

本当は誰にでもわかるように説明することがメインになるべきことであるということが本質でないといけません。

歳だからコンピュータがわからないということではなく、誰にでもわかるプレゼン資料作成を形にこだわらず作らなければいけないですね。

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