環境の変化は自己の確立を促進する

一般的に組織に属する従業員には幾通りのパターンの人間がいるが、ここでは大きく分けて2通りに分けたいと思います。

・上昇志向の強いスタッフ
・自分をしっかり持とうとするスタッフ

上昇志向の強いスタッフの特徴は

1、組織内の最高権力者の側によりたがる
2、最高権力者の代弁者になりたがる
3、代弁者から自分の意思を持ちたがる
4、自分が代弁者であることに劣等感を感じる様になる

自分をしっかり持とうとするスタッフの特徴は

1、最高権力者の側だと自分の意思が踏みにじられる無下にされると思っている
2、最高権力者に近づくことができないもしくは意図的に遠ざけている。それが自分をしっかり持つことだと思っている。
3、代弁者に”成り下がった”らそこから抜け出せなくなることを”下”としている
4、何をやっても誰かのためだと思われないため給料や職位が上がるチャンスは少ない

どっちがいいのだろうかと思ってしまいます。

日本には神主という文化がありますが、この神主にとって最高権力者は神様か仏様なのです。

不思議なことに日本で唯一代弁者を公的に国民が是認していると言えますが、神主にとっての最高権力者は人ではないですから、嫌味や嫌悪感は”組織の最高権力者の代弁者”と比べると全くありません。

話を戻しますが”上昇志向の強いスタッフ”と”自分をしっかり持とうとするスタッフ”は両方経験した方が良いです。

しかし両方を経験するには環境を変えて生きて行くのが一番早く経験できると言えます。

もし同じ環境下で両方のスタッフになることを体験したならば、”2枚舌”と揶揄されてしまうか、もし認められたとしても10倍以上の時間を要することになるだろうと思います。

以上の理由で若いうちはコロコロと環境を変えることをお勧めしたいと思います。

以下は余談になりますが

スタッフが上昇志向を持つことと自分をしっかり持つことは現在の日本社会では”大いなる矛盾”であると捉えても良いと思う。

太宰治で登場する様な人物の方が日本人には一般的に受け入れてもらいやすいと思われるが、現実は非難のまとにされやすい。

人間は必ず自分を確立するために他人に完璧を求め、永遠に避難する生き物だということに気づかない人が多い。

しかし自分を確立するということは一人になることだと思う私は、他人の不完全な部分を話題にして本気で非難している人間を見ると、

避難することでみんなの注目を集めて自分を常に正当化していないと気が済まない、自己の不確立人間なのかと思ってしまう。

そういう自分も自己の不確率を証明する様にこの文章でぼやいているのだが。

最近の出張では珍しく景色がすごく良く見えました!

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